2016年3月15日火曜日

ベクトル解析の番外編 方向余弦

ベクトル解析の番外編 方向余弦


原点を始点とし点Aを終点とするベクトルを考えるケロ。
さらに、x軸、y軸、z軸とのなす角をαβγとする。
で、
方向余弦と呼ぶ。
ちなみに、分母は線分OAの長さ。
三平方の定理から
となる。
また、
となるので、方向余弦には
という関係がある。

ベクトルの大きさと方向余弦を使って
とあらわすことができる。


問題1 A(1,2,1)のとき、の方向余弦を求めよ。
【解】
よって、方向余弦は
になる。

問題2 点Aの位置ベクトルは、x軸とπ/4y軸とπ/3z軸とπ/6の角をなし、大きさは6である。Aの座標を求めよ。
【解】


これで終わるのはさすがに気が引けるにゃ。
ということで、ベクトルの3重積というものを少し話すにゃ。

ベクトルの3重積というのは、たとえば、
a(b×c)
a×(b×c)
というもの。
後ろのa×(b×c)ベクトル3重積と呼ばれる。a×(b×c)は結合法則、つまり、(a×b)×cは成り立たないケロよ。で、これは次のようになる。
  a×(b×c)=b(ac)−c(ab)
これは理屈ではなく、ひたすら機械的に外積の計算をすると、こうなる。
そして、これを知っていると、ハミルトン演算子∇
とあたかもベクトルのようにみなし、a=∇b=∇とすると
∇×(∇×c)=∇(∇c)−c(∇・∇)=∇(∇c)−(∇・∇)c
というベクトルの公式を導けるのであった。

また、a(b×c)はスカラーになるのでスカラー3重積という。これは
になるという話はした。で、特にこれを[abc]といったふうに書くことがある。これをグラスマンの記号という。
行列式の勉強をすると分かるのだけれど、[abc]=[bca]=[cab]という関係があるのであった。


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