2016年3月19日土曜日

第37回 円柱座標、極座標の勾配、発散、回転

第37回 円柱座標、極座標の勾配、発散、回転


前回、直交曲線座標の勾配、発散、回転を求めた。その結果は以下の通り。

勾配
  
発散
  
ラプラシアン
  
回転
  
  

ここで、hhh
  

ということで、よく使われる円柱座標、球(面)座標、すなわち、3次元の極座標の勾配、発散などの表示を求めることにする。

円柱座標の場合

円柱座標とは、つぎのようなもの。

  
円柱座標のhhhは第34回の問題1で求めた。その結果は、h₁=1h₂=rh₃=1
だから、円柱座標での勾配は
成分で書くと、
  
になる。
発散は、
  
ラプラシアンは
  

回転は
  


3次元の極座標(球座標)の場合

3次元の極座標は次のようなもの。
   
そして、このときh₁=1h₂=rh₃=rsinθになる。

勾配
  

発散
  
ラプラシアン
  
回転
  


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