2018年3月27日火曜日

第4回 分配法則とド・モルガンの法則

第4回 分配法則とド・モルガンの法則


定理8 ABCを任意の集合とするとき、次の関係が成立する。
【証明】
(1) まず、
を証明する。
x∈A∩(B∪C
)であるとする。すると、定義より、x∈Aでかつ(x∈B またはx∈C)になる。
で、x∈Aかつx∈B、つまり、x∈A∩Bのとき、
同様に、x∈Aかつx∈C、つまり、x∈A∩Cのとき、
になる。
よって、x∈Bであろうがx∈Cであろうが、

次に、
を証明する。
同様に
よって、

①と②より


(2)
 
(証明終)

(2)の証明では、次の吸収法則を使っている。

吸収法則が成り立つことは、前回の定理4の(3)と定理6の(3)より明らか。
なぜならば、
A⊂A∪Bだから、定理6の(3)より、A∩A∪B=A
A∩C⊂Aだから、定理4の(3)より、A∪A∩C=A
であるからである。


定理9(ド・モルガンの法則)
ABCを任意の集合とするとき、次の関係が成り立つ。
【証明】
(証明終)

ABが普遍集合Uの部分集合である場合には、次の形のド・モルガンの法則が成り立つ。

定理10 (ド・モルガンの法則)

問1 次のことを示せ。ただし、Uは普遍集合とする。
【解】
(1) ド・モルガンの法則より
したがって、

(2) ド・モルガンの法則より
したがって、
(解答終)

問2 ABが普遍集合Uの部分集合であるとき、Aに関するBの補集合A−B
になる。
このことと定理10を用いて、定理9が成り立つことを示せ。
【解】
(解答終)

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