第8回 開集合
前回、開集合について少しだけ話した。
開集合とは、
任意のa∈Aに対して、
となるε>0が存在するが成り立つ集合のことだ。
そして、これは、
すべてのa∈AがAの内点、すなわち、aのε近傍である
ということと同じこと。
すべてのa∈AがAの内点、すなわち、aのε近傍である
ということと同じこと。
つまり、
ということ。
で、この外点aと集合Aには次のような関係がある。
a∈Xに対して
a∈Xに対して
となるε>0が存在する。
さらに、全体の集合Xからを取り除いたもの、
を境界といい、記号∂Aなどで表したりする。
抽象的でわかりづらいと思うのですが、例えば、
という集合Aがあったとする。
これは原点Oを中心とする半径1の円とその内部のこと。
じゃ、Aの内部はというと、
これは原点Oを中心とする半径1の円とその内部のこと。
じゃ、Aの内部はというと、
ただし、Aの外部は
になる。
で、この境界∂Aは
になるといういう当たり前の話。
そして、これらのことから、このことからわかるけれど、
言い忘れたんだけれど、
という関係がある。Aの内部なんだから、Aに包まれるの当たり前の話だにゃ。特別難しいことをいっているわけじゃない。
なのだけれど、
理論的整合性を持たせるために、Aが空集合の時にも
や
とする。
さらに、集合の包含関係として、任意の集合Aに対して
とする。
このあたりは定義なので、「何故?」なんて考えてはいけない。
こういうふうに定義する。
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