ランダウの記号を用いた極限の計算
前回の復習をかねてランダウ記号(ランダウのo)の定義を示す。
のとき
とあらわす。
たとえば、
だから
である。
前回紹介した定理を再掲する。
定理 f(x)が0を含む開区間Iで級関数であるとき
である。
指数関数をマクローリン展開すると
となるから、
である。
したがって
同様に、
と、ランダウの記号を用いて極限の計算をすることができる。
問1 ランダウの記号を用いて次の極限値を求めよ。
【解】
(1) マクローリン展開より
したがって
(2) マクローリン展開より
したがって
(解答終了)
問2 ランダウの記号を用いて次の極限を計算せよ。
ランダウの記号を用いて、より複雑な極限を求めるために必要になるので、ランダウ記号(ランダウのoの)演算規則に関する定理を紹介する。
定理 (ランダウの記号の演算規則)
【略証】
(証明終了)
0 件のコメント:
コメントを投稿