無限大、無限小の極限計算の補足
先に
と書いた。
しかし、(2)のsinxの場合、偶数次の項が出てこなず、(3)のcosxの場合、奇数次の項が出てこないので、を強めて、とすることができる。
このように考えると、
となる。
(2)と(3)はマクローリン展開の項をそれぞれ2n+1次、2n次までとった。
(2’)、(3’)はそれぞれ2n+2次、2n+1次までとり、2n+2次、2n+1次の係数が0だから書かなかったという立場の違いが出ていると考えればよい。
(2’)、(3’)はそれぞれ2n+2次、2n+1次までとり、2n+2次、2n+1次の係数が0だから書かなかったという立場の違いが出ていると考えればよい。
ただ、どちらの公式を使うかによって、極限を求める計算法がすこし異なってくる。
例えば、(2)に従えば
(2’)に従えば
となる。
次の極限を①、②を使って求めてみることにする。
①を使うならば
②を使うならば
と計算することになり、当然、この極限値は一致する。
なお、
であることに注意。
また、②式を使うならば、
という極限を、次のように求めることができる。
右ののグラフを見ると、
でもあることがわかると思う。
また、
である。
このことは、下のグラフを見るとわかると思う。
そして、どちらも正しいのであった。
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